サブゼミ
『〇〇×表現』
担当:星功基さん
教育表現作家 / デザインユニット「二歩」
慶應義塾大学環境情報学部卒(佐藤雅彦研究会)
佐藤雅彦研究室でピタゴラスイッチ等の制作、ベネッセコーポレーションで進研ゼミの開発に携わる。
サッカー×表現
サブゼミでの取り組み
これまで15年続けてきたサッカーを表現し、サッカーの新しい見方、考え方を提案した。
6回にわたって開催された星さんのサブゼミでは、星さんが過去に所属していた佐藤雅彦研究会の手法をベースに進行した。
面白さの収集
ワークとして身の回りで自分が面白いと感じたものをメモに残すこと、面白いと思ったものを「なぜ面白いと思ったのか?」と問い、要素分解して面白さを抽象化していくことを行った。自分が面白いと思っていることの共通点を見出し、そこから自分の表現のアイデアを膨らましていく。
↓ 実際にとったメモ
3分企画
自分が面白いと思ったものを3分間でプレゼン+フィードバックまでを行うもの。とにかくスピード感が大事で思ったこと、感じていることを少しでも多く言葉にして相手に話す。これによってブレストもでき、自分の考えを整理することにもつながる。
最終課題
invisible football
サッカーを表現するにあたって、映像(視覚)の要素を削った。受け手が情報を認識する際に一番の情報源となるのが視覚情報であると感じたので、それをあえてなくすことによって受け手の想像するスペースを作り出した。
3分企画でサッカーを要素分解した際に、「不確実性」「感情の共有」「熱、雰囲気」を要素として挙がった。どこまで表現をすれば良いか、あえて表現しないか、のラインを考えるのは難しい作業だったが「音のみ」で表現することが一番それらを表すのに適切だと判断した。
キャッチフレーズでもある
『想像するものは自由、何を感じとるかも自由。サッカーから生まれる「音」を通して
素敵なサッカーとの出会いを。』
という言葉には全ての思いを込めた。
サッカーという競技をサッカーから生まれる音のみで感じ取ってほしいし、何かを感じ取れるものを作ったつもりだ。画面越しでのインスタレーションを楽しんでほしい。