渡邉康太郎さん/Takram

Profile

Takramコンテキストデザイナー

「月面走行機」から「マカロン」までをデザインする

2007年SFC卒業後にTakramに入社


コンテキストデザインとは?

Con(共に)×Texere(編む)

作り手による強い文脈と、使い手による弱い文脈の両立

物事には必ず「文脈」が存在する。その商品をなぜ買ったのか、そこまでにどのようなストーリーがあったのか、これらの問いの答えは一人一人異なる。これらの人が行動するときに必ず起こるコンテキスト(文脈)を読み解き、デザインしていくことがコンテキストデザインである。


新鮮な目

・家の中で新たな目線を想像する

・態度によって

・三浦梅園→自身に驚くのではなくなぜ普段揺れないのかを考える。自分の中の態度を更新していく。

・動物は欲求で生きている。人間は欲望で生きている。他者との関わりの中で外に開くことで生まれる。


名前のない時間

・ちょっとした授業の間に誰かと話す時間が重要。すべての時間に名前がついてしまっていることに疲れている。自分だけの時間も作れるはず。洗濯や掃除、料理は貴重な脳内散歩の時間。名前のない時間を楽しむ。


深い読み

・脳の角質と破壊室の成長が止まっている。学力低下

・本読んでいる時間がめちゃくちゃ大事

・批判的な読み(深い読み)ができないと、目の前の情報に溺れてしまう


「偶然」は「運」ではないということ

・偶然は自ら名乗ってくれない

・それが答えになるかどうかは誰も知らないし、後からしかわからない

・社会のバックミラー視→マクルーハン

『私たちは新しい状況に直面すると、もっとも近い過去の事物や特徴に執着する生き物である。私たちはバックミラーを通して現代を見ていて、未来に向かって、後ろ向きに進んでゆくのである』

https://www.msz.co.jp/book/detail/01897.html

・親から見ると偶然、子から見ると必然→東浩紀

『子供とは純粋に偶然の産物である。偶然でやってきたたったひとりの「この娘」を愛すること、その「弱さ」こそが強い絆よりも強いものである。』

https://www.gentosha.co.jp/book/b10152.html