門松貴さん/内閣官房長官秘書官

Profile

1994年4月 通商産業省(現:経済産業省)入省

2005年7月〜 米国留学

      スタンフォード大学訪問研究員

      ジョージタウン大学公共政策大学院修士課程修了

2012年7月 経済産業省宇宙産業室長

2012年12月 菅義偉内閣官房長官の秘書官に就任


「つくる」ために「こわす」ということ

新しくつくるために壊すことが改革

既存の古い法律やしきたりを新しいものに作り替えていうためにはまずは「壊す」ことをしなければならない。


内閣官房長官、秘書官の仕事

秘書官7名で協力して進める

大量の書類を毎回持ち運ぶ

官房長官会見は午前午後1回ずつ計2回

危機管理対応(初動対応の陣頭指揮)

自然災害(地震、火山噴火、台風・水害・インフル)

朝鮮のミサイル、核実験

海外邦人危機

官邸緊急参集(30分以内)

記者会見(緊急、大体30分以内)


この30年の変化

低経済成長率→IT技術の進展→問題の複雑化

各省庁単独で取り組む体制には限界がある。

古い規制では技術進歩にこれまでの規制では通用しない

・そもそも政府が民間よりも早く技術の出現を予測できるはずがない

→民間の迅速な技術展開を前提とした政府の迅速対応

→国民の安全安心を守るという責務は絶対に放棄できない


門松さんの功績:トップランナー規制の採用

トップランナー規制:市場の中で最も燃費の良い車を基準に。 今後の技術開発動向を見据え、さらに将来の燃費向上可能性を見積もる

規制の目標年次を5〜10年後に設定

→今後の技術開発の方向性を示す

今後の自動車規制:技術は新たなフェーズへ